絵に猫いた城・序
 
すなわち自遊猫が原点。母なるブログ。
 


にゃんこが家にやって来た

いつものように夜になって
いつものように美加さんは明日の準備を済ませ
いつものように寝ようとしていた頃___。

見慣れた家の前には見慣れない黒いシルエットが1匹分。
そう、彼がやってきたのだ。



家の主が外に出てきた。
きっと歓迎しようとしたのだろう。

だけど彼は体の大きさの割にちょっぴり態度が大きいようで。

ちゃんとトイレは置いてあるのかね?
彼は最初に思ったそうだ。
家の主の前を何食わぬ顔のまま、素通りして。



そのまま止まることはなく、彼は家に入っていった。
そのドアは一体どうやって開けたやら。

家の主はというと果たして
どうやらそれを好ましくは思わなかったらしい。

最も、彼には知ったことじゃないけども。



家の主はこう思った。
きっと彼はシャイなのだ、と。
シャイな子は自分の得意分野である、と。

それは単なるこじつけだとか思い込みだと思うのだが。
それでも彼にとっては好都合なわけで。

既に出世街道まっしぐらだった家の主は
金銭面にはたいそう潤っていたらしく
家具の一式はすぐに揃えられた。

準備はなかなかいいじゃないか。ちと暗いがの。
彼は思った。



その小さな足で家に入った後
すぐに1匹は寝床についた。
寝るまでには時間はそれほどかからなかった。

1人と1匹、互いにおやすみの挨拶も交わすことなく
目をあわせることすらないまま今日が終わろうとしている。

それでも主は構わなかった。
自分も同じ性であるからだ。

ゆっくり親睦をはかれればいい。
君が我が家を選んでくれたことにまずはありがとう。
伝わりることのない喜びを心中で囁き、1人もまた眠りについた。


今回はお話テイストにしてみました^^
新鮮で結構よくないです?
では今日は急ぐのでここまでにして。

明日からはいつもどおりのテンションで行きますよっ!!
次回につづく!!



11月24日(木)17:33 | トラックバック(0) | コメント(0) | 物語 | 管理

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